完レポ★ジェーン・エア 9/5 13:00~

行ってきました~~!!ネタバレ少しあるので注意です!!

【総括】
1時間10分、休憩20分、1時間30分の構成。
客席に席のある、ジョン・ケアード独特の舞台style。でも、まったく演劇中は客席との絡みはありません。
席数を増やしたかったのもあると思うけど、俳優陣がより緊張感を持って演じられるようにしたかったからなのかもね。
張り切って原作を読んで予習済みだったので、内容はすんなり頭に入ってきました。もちろん初見の方でもわかりやすい構成です!華やかなダンスやナンバーや衣装などはほとんどありませんが淡々と静かにストーリーは進み、耳に残る歌もチラホラ。が、一言で言うとあまりにアッサリ!な印象。リード夫人の死はなぜかジェーンとシンジュンで看取ってるし。あそこはジェーンが一人で看取って、一人でリード夫人について独白するほうがいいと思うのですが。あと、シンジュンとのくだりは‘二人でこうやっていればそこそこ愛情も芽生えて…’って、説得力なさ過ぎでしょww シンジュンは狂気な雰囲気じゃないとイマイチ感動できないな~~。
あと、配分が悪く、2幕にめちゃくちゃぎゅぅぅっと内容を詰め込みすぎてしまって大事なところが抜けちゃったような気がしました。
子役が出演している時間は適度でした。増田リトルジェーン、角田アデール、大鹿ジョン・リードの組み合わせ。大鹿ジョン・リードは大きく問題はなかったけれど、BBの下村さんに続き、またしても『ライオン・キング』に出ていた…ww ヤングシンバ役で。しかも、一人ういてあまり上手ではなかった子でした…。今回はそんなに目立たなかったから少しは上達しつつあるのかな?角田アデールはよかった!!あの生意気な感じが自然でした!増田リトルジェーンはちょっと台詞回しが学芸会っぽかった…けど、歌はお上手でした。
今回よかったのはヘレン・バーンズ役のさとう未知子さん伊東弘美さん松さんのジェーンさとしさんのロチェスターも良いコンビでした♪詳しくはキャスト別感想にて!!

【キャスト別感想】
松たか子ジェーン・エア
しんの強い凛とした女性。松さんにはピッタリ。子役時代は松ジェーンが回想するところから始まるので、公演中はほとんど舞台上にいます。子役から大人になるときの移り変わりの場面転換が好きでした♪ヘレン・バーンズのお墓の前でスーッと子役と入れ替わっていく感じ。歌は自由に解き放たれて行動しているとき(家庭教師としてフェアファックス家に行くとき[←サウンドオブミュージックのよう笑]とロチェスターの元を離れるとき)の松さんのソロが好きです!自分とイングラム嬢の顔を描いて比べてしまうときが唯一ジェーンの乱れる瞬間というか…泣けますね。ロチェスターに対しては、冷静でツンとした対応が多く、ジェーンの想いがあまりハッキリとは伝わってきません。原作の方がロチェスターへの燃えるような想いが次々と出てくるので、思いのぶつかり合いやすれ違いがよくわかりますね。

橋本さとしロチェスター
さとしさん、ロチェスターになってるよ!!今まで恋愛する役って観たことないから新鮮でした。さとしさんって、その役の一部になれるっていうか、生きられるっていうか…いつも観るたび新しい自分の役の領域を広げていっていて感心してしまいます~。あのファルセット維持したままの歌声はかなり男性にはきつそうだけど、さとしさん、きっと客席の何人かはあの人誰?!って思ったはずww ラスト近くの‘ジェーン、ジェーン…’のセリフが泣けるぅぅ涙 でも、シンジュンがジェーンを引き止める吸引力に欠けていて、ちょっと物足りなくはありましたが……汗

幸田浩子ブランチ・イングラム
オペラの方?!?!イングラムってもっとこう…雰囲気が気の強い方にやっていただきたいな~~。ほんわか顔なので違和感を感じてしまいました。オペラ声としてはすごいのでしょうけど、優しげな役で見たかったです。

寿ひずるフェアファックス夫人
原作のようなやわらかさがあまりないフェアファックス夫人像。これはこれで寿さんのカラーに染まったフェアファックスさんとしてアリだと思いますが、最初出てきたとき威圧的でびっくりしました笑 あれじゃあジェーンがローウッドで味わった孤独をまた味わってしまうじゃないの~~と思わせるすごみがありましたw 徐々に茶目っ気が出てくるので気にならなくなりますけどね。原作にあるジェーンとロチェスターが寄り添っているところを見てしまって疑惑の態度になってしまうフェアファックスの場面は個人的に舞台に取り入れてほしかったけど、寿フェアファックスは最初っからジェーンとロチェスターとの結婚には疑念といったものよりも妬みのほうが強く出ている気がします。ロチェスターからもらった宝飾品やドレスをうらやましがったり、ロチェスターをエドワードと呼び始めるジェーンに目が点になったり。コミカルに結婚反対してますよねw だからこそ原作のあのシーンはカットしたのかもしれませんね!

旺なつきスキャチャード
『スウィーニー・トッド』のキムラ緑子さん扮する乞食女にかなり似たものを感じた!!あとは『エリザベート』のヴィンテッシュ嬢。狂気女。観ていて恐怖を覚えます。もっと出番あればいいですね!

伊東弘美リード夫人
リード夫人もミセス・イングラムもいやみな役ですが、どちらもうまく目立っていて、存在感がありました。快活な女性役も素敵だけど、敵対する役もお似合いですね~!役の幅が広くてすごい!!

山崎直子ジェーンの母
ジェーンの母としての役は序盤2分くらいで終わってしまうので(笑)、その他の女中の役とかの方が目立っていました。静かな舞台なので似合っていました。激しい舞台だと山崎さん飲み込まれそうなので…!

小西遼生シンジュン
シンジュンは…これは小西くんだけのせいではないけど…あまりに説得力のないシンジュンでしたw あれじゃあジェーンは迷うまでもないわ…!原作だと後から出てきた登場人物のクセにありえないくらい強い存在感でジェーンも一瞬迷うかもってくらいでしたものね。あの強いシンジュンのパワーにロチェスターの声が…っていう感動的な流れはなかったですね~。脚本の問題でしょうね~。

さとう未知子ヘレン・バーンズ
土居裕子さんのような天使降臨の歌声でした。ヘレン・バーンズは実年齢よりも大人びた子なので、大人が演じるっていうのはアリでしたね!子役との調和がちょっと難しいところもありますが。いやみなく演じていて好感が持てました。

福井貴一メイソン
これだけ?って感じの役ですが、メイソンの生真面目な感じがピッタリでした。もっと歌が欲しいですね~。

壌晴彦ブロクルハースト
ブロクルハーストはすごく嫌~な役で、イメージそのものでした。その後牧師さんを演じるとどちらが真実かわからなくなりますがww

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by mari-tak | 2009-09-21 23:06 | ジェーン・エア | Trackback | Comments(0)

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